我が家にわんこがやってくる

我が家にわんこがやってきて早7年がたちました。
番犬でもあり、単なるペットでもあり、癒し系ぬいぐるみでもあり、
家族のみんなにそれぞれの関わり方をされ、
いまでは、なくてはならない「家族の一員」です。

急な転勤で引っ越してきた地で、慣れない生活の癒しとしてやってきた我が家のわんこ。
まだ幼かった子供達の遊び相手として、私が選んだものでした。

私は、小さいころから、いろいろな動物に触れて育ってきました。
犬、猫、ウサギ、あひる、鶏……
それほど昔でもないし(汗)、それほど田舎でもなかったのですが、
親が動物好きだったんでしょうね。引き取り手のない動物を預かったまま…なんていうことがしょっちゅうありました。

実家を出てから、自分で動物の世話をすることはありませんでしたが、
子供が生まれ、育てていく過程で、自分が幼いころ生き物と関わってきたように、子供達にも「生きたもの」に触れさせたいという思いがありました。

娘が生まれたころ、テレビではハム太郎が大流行していました。
当然、幼心にも子供たちはハムスターを欲しがりました。
しかし、寿命や手入れを考えると、小動物は幼い子供には向いてないような気がします。
なにより一番の理由は、ほとんどの小動物は触られるのが苦手ですから。
そういう意味でも、最初のペットは、愛情がダイレクトに伝えられる「犬」がいいなぁと思っていました。定番ですね。
そして、わんこを探すことにしたのです。

私の小学生のころ(30年ほど前と言っておきましょう…)は、まだ捨て犬が時々見られたものです。
父が教師でしたので、何度となく生徒が通学途中に拾ってきた犬や猫、鳥などを飼い主が見つかるまで…といっては、一時預かりしたものです。
しかし、最近の街中では、捨て犬はおろか、「もらってください」の張り紙すら見なくなりましたね。
動物と人間が一緒に暮らすのには難しい時代なのかもしれません。
管理された動物=ペットしか認めないという今の世の中はちょっと極端なルールに縛られすぎだと思いますが、
人間サマ中心で、協調しながら生きている今の日本には、ゆるやかにいろいろなパターンを許すという概念が欠けているような気がします。
ですから、なおさら、ペットを飼うこと、動物とともに生きることは、飼い主の責任がとかく「人間性」として問われることになっているのでしょうね。

そんなで、犬を拾うわけにもいかず、かといって、簡単に金で解決するのにも躊躇したせいで、
我が家にわんこが来るまでの道のりは、簡単なものではありませんでした。
迷って迷って、結局1年以上かかりました。

まず最初に問い合わせたのは、保健所です。保健所なら、引き取り手のないコもいるだろうと思ったのです。
迷子犬や野良犬といえば、保険所に連絡するものですよね。
しかし今は、処分される犬猫もたくさんいるだろうに、簡単には引き取れないシステムになっているのです。
(余談ですが、迷子犬は、警察の「落し物」として扱われることが多いようです。)
私の住んでいる地域の場合、市の保険所では扱っておらず、県の小動物管理センターにいかなければなりません。
そこで、希望の大きさや種類を登録しておき、条件があったコが出てくると「面接」に行くのです。
面接は、私たちが犬を見るだけではなく、こちらの家庭状況も調査されます。
一度捨てられた犬は、心に傷を負っているため、ちゃんと最後まで可愛がれるか、飼育状況がよいかを事前に判断するそうです。
その上で、引き取ることが決まれば、まず動物病院に入院。しばらく健康状態を見てから各家にやってくることになるそうです。
今思えば、たまたま私が問い合わせたときの担当者は、本当に動物のことを考えていた人だったのかもしれません。
こちらの条件として、「小さい子供と一緒に遊べる小型犬」というと、「赤ちゃんと一緒で、まともに犬の世話ができるの?」と、露骨に嫌な応対になったことを覚えています。
実際、ちゃんと飼いきれなくて、また捨てられてしまう犬もいるのでしょうね。
厳しい言い方をすることで、心構えを試しているという感じもありましたが。
小動物管理センターは、県の機関なのでお役所が開いてる時間と同じ平日の5時までに受け付けをしなければなりませんでした。
しかもセンターがあるのは、県に1カ所だけ。
我が家からは遠かったので、子供をかかえてその手続きをすることが難しく、結局断念してしまいました。

その次に目についたのは、広報や新聞の地方欄にある「子犬譲ります」。
譲りますと言っても、ほとんどは無料ではないんですよね。
ブリーダーとして繁殖していて、ペットショップで買うよりは「格安で」「譲る」と言っているわけです。
これまた、今思えば、いろいろな広告主がいらっしゃると思うのですが、
私が電話したお宅は、最初は和やかに話をしてたのに、
代金を聞いたとたんに、「犬に値段をつけるような人には譲れません!」と電話を切られてしまいました(泣)
そんなに失礼な言い方をしたつもりはなかったのに…。
本当に格安だったのか、犬を見てから値段を交渉するべきだったのか?
今となっては分かりませんが、どちらにせよ、こちらの主導で選ぶことができなければ、しこりが残るような気がしたので、ブリーダーから直接購入することはやめました。

とすると、ペットショップで購入するしかありません。いちばん手っ取り早い方法です。
ペットショップには手がでないような高級わんこが並んでいます。
でも、保健所やブリーダーに問い合わせた経験からすると、ペットショップでの商品価値にも理由があるような気がします。
やはり、それなりの値段を出して自分で「選んだ」ものは、大事にすると思うのです。
生命のやりとりとしては、不本意ですけれどもね。
また、「飼おう」と思ったときの勢いって結構大事だと思うのです。
子供が小さかろうが、家が狭かろうが、どういう意図があって飼おうとするのかは人それぞれですしね。
犬に限らず、飼いきれなくなって不法に処分してしまうペットたちが社会問題になっています。
しかし、「野良」動物社会がなくなってしまった潔癖な日本だから、敢えて目立ってしまうのであって、いい加減な飼い主が増えているという訳ではないと思うのですが…。

さて、高級わんこには手が出なかったものの、ペットショップで素敵な出会いがありました。
7ヶ月になる子犬で、ちょっと神経が細く、鼻の頭にハゲを作ってしまった子でした。
他の犬が吼えまくっている中で、萎縮してしまってるのか、とてもおとなしく、まだ赤ちゃんだったわが息子がベタベタと触っても嫌がりもしません。
この愛想のなさと、ハゲが直るかどうかが分からないこと、その犬種にしては変わった色だったことで、なかなか買い手がないと、ペットショップの店員さんが嘆いていました。
そして、格安にすると…!(値段で決めちゃいけない…と思いつつ、魅力的!)

子犬は、3〜4カ月を過ぎるとあっと言う間大きくなってしまいます。
子犬のころがかわいくて、その時期にきちんとしつけなどの世話をすることで、後々のかわいがり方も変わってきます。
7ヶ月にもなってしまうと、なかなか買い手がつかないようで、ペットショップも相当あせっていたみたいです。
そんな不憫な姿を一目で気に入ってしまった私は、その場で連れて帰ることを決め、彼は我が家のわんことなったのでした。

あれから7年、無事にハゲは治り、変わった毛色のおかげで、知らない人に声をかけられることもよくあります。
愛想のなさは、超ビビリな性格のせいだったと分かり、家族にとっては愛くるしいわんこであります。

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